返信が少し遅いだけで、なんとなく落ち着かなくなる。
いつもより短い文面を見ると、「何かあったのかな」と考え始めてしまう。
あなたにも、そんな瞬間はありませんか?
本当は決定的な何かが起きたわけではないのに、、
相手のちょっとした言葉や態度が心に引っかかり
頭の中では「深読み」が止まらなくなっていく。
今回は、不安な時に私たちが陥りやすい『意味づけのループ』の正体と、そこからそっと自分を救い出すための視点をお話しします。
新シリーズ「不安な恋のカルテ」の第2回をお届けします。
相手の反応に振り回される「答え合わせの恋」を卒業し、あなたが自分らしい『心地よいペース』を取り戻していくための処方箋になれば幸いです。
【連載:不安な恋のカルテ】
- 『正解探し』の恋を卒業する方法
- 今ここ:苦しい“意味づけ”を止めるコツ
- 「しなければならない恋」から降りる(次回)
なぜ、私たちは「意味」を探し続けてしまうのか
不安な気持ちが強くなると
私たちの脳は平穏を求めて、無意識に「理由」を探し始めます。
- 「この言い方は、どういう意味なんだろう?」
- 「前はこうだったのに、今日は違う。もしかして、気持ちが冷めた?」
- 「あの時あんなことを言ったから、怒っているのかもしれない」
そうやって相手の言動を一つひとつ拾い上げ、ネガティブな理由をつけようとする。

これは、あなたが弱いからでも、考えすぎな性格だからでもありません。
「理由さえ分かれば、この不安から逃げられるはず」という、脳の必死な防衛本能なのです。

不安からの理由探しなので、『ネガティブな理由』を見つけてしまう
そうなんです。
皮肉なことに、安心したい気持ちが強い時ほど、この『意味づけ』という名の迷路は深くなってしまうんです。
恋が「答え合わせ」に変わる瞬間
過剰な『意味づけ』が続くと
その恋はだんだんと「関係を楽しむもの」から
相手の機嫌や本音を当てる『答え合わせゲーム』
のような状態に変わっていきます。
- 相手の反応を「確認」することに、一日の大半を費やす
- 自分の「好き」という気持ちより、相手の「態度」が幸せの基準になる
- 安心するために考え続けることが、やめられなくなる
すると、心は常に緊張状態で、呼吸も浅くなってしまいます。
安心したいはずなのに、
考えれば考えるほど不安が強まり
相手の優しい言動が見えなくなってしまうこともあるのです。

スコトーマ(盲点)により見えなくなっちゃう
「意味」と「事実」の間に『境界線』を引く
もし今
あなたが深読みのループにハマっているなら、
一度立ち止まってこう自分に声をかけてあげてください。
「相手の言動を、すぐに『意味』に変えなくても大丈夫だよ」
相手の返信が遅いのは「ただ、忙しい」という事実だけかもしれません。
文面が短いのは「ただ、疲れている」だけかもしれません。
そこに「嫌われた」「冷めた」という厳しい『意味づけ』を重ねて、自分を傷つける必要はないのです。
「今、私は不安になっているな」
そう気づくだけでも、脳の暴走は少しずつ落ち着き
確かな『安心感』への入り口が見えてきます。
小さな問いを、ひとつだけ
もしよかったら、モヤモヤした時にこんな問いを自分に向けてみてください。
「私は今、正しい『答え』が欲しいのかな。それとも、ただ『安心』したいだけなのかな?」
どちらが出てきても、正解・不正解はありません。
自分の状態を「あぁ、今は安心が足りていないんだな」と認めてあげること。
それ自体が、あなたの心を守り、整えるための大きな一歩になります。
意味づけしすぎてしまうのは
あなたがそれだけこの恋を、そして自分自身を大切にしたいと思っている証です。
少しずつ、相手の顔色をうかがう場所から、
あなた自身の穏やかな感覚に戻っていきましょうね。
次回予告: 気づかないうちに自分を追い詰めてしまう「しなければならない恋」
そのしんどさは、相手の問題ではなく、自分を縛っている前提から生まれているのかもしれません。
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不安で自分を責めてしまう時は、自分を『猫可愛がり』する回復法が効果的です。疲れた心を癒やす具体的なステップをお伝えします。
◆【保存版】不安な恋を卒業して「安心できる関係」を築くための心の処方箋
好きなはずなのに苦しい。そんな感覚が続くと、自分を責めてしまいがちです。
ここでは、恋愛を「頑張るもの」ではなく、「安心できるもの」として見直していきます。









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