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「あの人を変えたい!」という気持ちが、嫌がられるワケ ─ 善意のつもりが『境界線』を超えてしまうとき

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心理カウンセラー兼コーチの高橋みちです。
いつもありがとうございます。

相手の幸せを願い、良かれと思って伝えたアドバイスが、
なぜか火に油を注ぐ結果になったり、深い溝を作ってしまったりすることはありませんか。


「もっとこうすれば楽になれるのに」
「あなたのこういうところ、直したほうがいいと思うよ」


相手のためを思って、良かれと思って伝えたアドバイス。
それなのに、相手が不機嫌になったり
「放っておいてよ!」と
心を閉ざしてしまった…

「私はあなたのことを思って言っているのに、どうして分かってくれないの?」

なんて悲しくなる前に、
少しだけ立ち止まって、『心の境界線』を思い出してほしいのです。

『変えたい』の裏側に隠れたメッセージ

相手を変えたい(教えてあげたい)という気持ちは、
一見『善意』のように見えます。

でも、
それを受け取る相手の側からすると、
そこに強力なメッセージが透けて見えてしまいます。

「今のままのあなたでは、ダメだ(正しくない)から変わる必要がある」
という否定のメッセージ

どれだけ優しい言葉で包んでいても
相手を『変えよう』とする姿勢そのものが
相手にとっては
『自分の価値観や在り方を、他人の物差しでジャッジ(判定)されている』
感じさせてしまう
のです。

「ダメ出しされた」って思われちゃうってこと

それは『アドバイス』という名の侵入かも

人は自分の当たり前(価値観や本音)を、
他人の物差しで分析されたり、
決めつけられたりすることに、強い不快感を覚えます。

『相手を変えたい』と願うとき、
私たちは無意識のうちに、
相手の『心の聖域』に土足で踏み込んでしまっている
のかもしれません。

  • 「あなたはこうあるべきだ」という、こちらの『正解』を押し付けていないか
  • 相手が自分で気づき、変わるための『時間』や『プロセス』を奪っていないか

2点目は特に(今見えていない場合が多いけど)かなり重要なポイント

あなたが相手を分析し、答えを提示すればするほど、
相手は「自分の人生の主導権を奪われた」と感じ、反発したくなってしまうのです。

昔の人も知っていた

「あの人に変わって欲しい!」
そんな時に思い出していただきたいのがこちら

You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。

心理学でもよく使われるイギリスのことわざです。

確かに
無理に飲ませることはできないですよね。

無理に飲ませたら、
こちらは好意だとしても、
馬自身は「なんで無理やり飲まされないといけないんだ!」マイナスの気持ちをもつかも
しれない。

馬が飲まないと
こちらが「何で飲まないんだ!せっかく連れてきたのに!」と苛立つ
かも

最終的な判断は馬がするべきなんですよね。
強制するものではない。

せめて
「おいしい水がココにはあるんだよ」って教えてあげるだけでいい。

馬が戸惑っているなら
自分で飲んで「うーん美味しい」って美味しさを伝えてあげましょう♡
飲むのも飲まないのも馬次第。

追記:ジャッジされない安心感からうまれるもの

多くの人間関係を見守ってきて、今、確信していることがあります。

それは、『人は認められ安心できるほど、自ら変わる選択ができる』
ということです。

かつて私が自分の善意を「自己満足だ」と決めつけられて凍りついたように、
誰かを『変えよう』とするコントロールのエネルギーは
相手の心を凍らせ
気持ちを疲弊させます。

今の私がカウンセリングの場で、
決してジャッジや決めつけをしないと決めているのは
『ジャッジされない安心感』の中にこそ、人が本来持っている『変わる力』が宿っている
と知っているからです。

相手を変える代わりに、あなたができること

相手を変えようとする気持ちを放し、
ただ「(今の)あなたは、そうなんだね」と境界線を引いて見守ること

それは冷たさではなく、相手の人生に対する最大の敬意(リスペクト)です。

あなたが『正しさ』で相手を裁くのをやめ
自分自身の『安心』を大切にし始めたとき。
不思議なことに、
あんなに変えたいと思っていた相手との関係に、変化が訪れ始めますよ。


▼ 相手を変えようと頑張ることに、疲れてしまったあなたへ
「どうにかして、あの人が変わってくれたらいいのに」 そう願うのは、それだけあなたが今の関係を大切にしようと、一人で踏ん張ってきた証拠かもしれません。

でも、神様にお願いしたくなるほど切実なその願いを、
少しだけ違う方向に向けてみませんか?
相手を変えようとする苦しいループから抜け出し、
本当の「安心」を自分の中に見つけるためのヒントをお届けします。

併せて読んでほしい、自分と相手を守るためのヒント

▼ 「それって自己満足じゃない?」と言われたとき、心に残った違和感の正体
自分の想いを「決めつけ」られる不快感を知ることで、相手への接し方が変わるかもしれません。

▼ 「それは投影だよ」という決めつけの暴力。心理学の言葉であなたの善意を濁されないために
「分析」がなぜ相手を傷つけるのか。人間関係の「境界線」について深く掘り下げた記事です。

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