「この人とは、うまくいくかもしれない」
そう思えた瞬間に、なぜか心がザワッとする。
嬉しいはずなのに、どこか落ち着かなくて、一歩引いた自分が顔を出す……。
そんな経験、ありませんか?
「信じて傷ついたらどうしよう」とブレーキを踏んでしまうのは、
あなたが冷めているからでも
恋愛に向いていないからでもないんですよ。
「不安な恋のカルテ」シリーズ、第7回目となります。
前回は『安心の置き場所』についてお話ししましたが、今日はさらに心の奥深くにある、近づきたい気持ちと、身を守りたい気持ちがぶつかり合う「デリケートな葛藤」について整理していきましょう。
【連載:不安な恋のカルテ】
- 『正解探し』の恋を卒業する方法
- 苦しい“意味づけ”を止めるコツ
- 「しなければならない恋」から降りる
- 信じたいのに、疑ってしまう状態
- 相手の反応で、自分の価値を決めてしまうとき
- 安心を相手の中に探してしまう恋
- 今ここ:期待するとなぜか怖くなってしまう心
- 不安は、消すものじゃなく「整えるもの」(次回)
嬉しいはずなのに、ブレーキをかけてしまう理由
関係が少し安定してきたり、大切にされている実感が持てたり。
そんな「幸せなはずの瞬間」に、ふとこんな不安が追いかけてくることがあります。
「でも、もしダメになったら……」
「期待して裏切られたら、立ち直れないかも」
私も何度もそう思ってきました。
当時はそれを『冷静さ』や『慎重さ』だと言い聞かせていたけれど、
今振り返ると、ただただ「傷つくのが怖かった」だけなんですよね。

一度期待して
その後に失う痛みを想像すると、怖くてたまらなくなる。
だから心のどこかで、あらかじめブレーキを踏んで
「これ以上近づかないように」と身構えてしまうんです。
「怖さ」は、あなたが誠実な証拠
こうした状態にいるとき、多くの人は自分を責めてしまいがちです。
- どうして素直に喜べないんだろう
- なぜもっと彼を信じきれないの?
でもね、これだけは分かっていてほしいんです。
期待すると怖くなるのは、
あなたがそれだけその恋に誠実になっている証拠
どうでもいい相手なら、ここまで怖さは出てきません。
失いたくないほど大切にしたい人が目の前にいるからこそ、心は慎重になるんです。
それは弱さではなく、これまでの経験から身についた
あなたなりの『自分を守るための優しさ』なんです。
期待と一緒に「安心」まで預けていませんか?
ここで少し、視点を変えてみましょう。
期待が怖くなるとき、
私たちは無意識に『この人が、私を安心させてくれるかどうか』に、自分の安心のすべてを預けてしまいがちです。
そうなると、
- 相手の言動ひとつで、自分の価値が揺らぐ
- 幸せがいつ終わるか、常に監視してしまう
という苦しい構造が生まれます。
期待そのものが悪いのではなく、
期待と一緒に『自分の安心の全責任』まで相手に背負わせてしまうと、
不安定さがより大きくなって心が耐えきれなくなって「怖い!」と叫び出すんです。
怖さを消そうとしなくていい
今回お伝えしたいのは、「無理に怖さを消さなくていい」ということです。
「私は今、期待してるんだな」
「それだけ、この人を大事に思ってるんだな」
まずは、そう気づいてあげるだけで十分。
怖さが出てきたときは
二人の仲がダメになりそうなサインではなく、
『心が今、一生懸命に守りに入っているんだな』というサイン
として受け取ってみてください。
近づきたい気持ちと、怖さが同時にあるのは、とっても自然なことです。
そんな自分を責めるのをやめて
少しずつでいいから、安心を「相手だけ」に預けすぎない位置に戻っていけたら。
恋の中の怖さは、静かに、ゆっくりとやわらいでいきますよ♡
次回は、安心したい気持ちが強くなるほど、なぜか相手に執着してしまう心についてです。
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期待と一緒に安心まで相手に預けてしまうループを卒業して、自分の中にしっかりとした安心感を育てる具体的な方法をお伝えしています。
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好きなはずなのに苦しい。そんな感覚が続くと、自分を責めてしまいがちです。
ここでは、恋愛を「頑張るもの」ではなく、「安心できるもの」として見直していきます。







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